佐々木屋

技術的なことから趣味まで色々書きます

回復パーティションの削除

パーティション削除はディスク管理より行えますが、特殊なパーティション、例えば回復パーティションなどは削除できません。

今回業務用のパソコン設定でパーティションが2つ必要なのですが、既に4つパーティションが存在する状況でしたので、どうしても一つパーティションを削除しなければならない状況になりました。

幸い、リカバリディスクが存在したことと、元々Windows7からWindows10へアップグレードした端末でしたので、余計な回復パーティションが削除できる状況でした。


回復パーティションのような特殊なパーティションを削除する場合は、Diskpartコマンドを利用します。

C:\Users\Sasaki>diskpart

Microsoft DiskPart バージョン 6.3.9600

Copyright (C) 1999-2013 Microsoft Corporation.
コンピューター: SasakiPC

DISKPART>

list diskより、対象ディスク番号をselect diskで選択します。

DISKPART> list disk

  ディスク      状態           サイズ   空き   ダイナ GPT
  ###                                          ミック
  ------------  -------------  -------  -------  ---  ---
  ディスク 0    オンライン           558 GB  1024 KB        *
  ディスク 1    オンライン            20 GB      0 B
  ディスク 2    オンライン            20 GB      0 B

DISKPART> select disk 0

ディスク 0 が選択されました。

DISKPART>

次にlist partitionでパーティション一覧を表示して、select partiton で削除対象パーティションを選択します。

DISKPART> list partition

  Partition ###  Type                Size     Offset
  -------------  ------------------  -------  -------
  Partition 1    システム              100 MB  1024 KB
  Partition 2    回復                 128 MB   101 MB
  Partition 3    プライマリ            500 GB   229 MB
  Partition 4    回復                  58 MB   500 GB

DISKPART> select partition 4

パーティション 4 が選択されました。

DISKPART>

最後に delete partitionで削除を実行します。パラメータにoverrideを指定します。

DISKPART> delete partition override

DiskPart は選択されたパーティションを正常に削除しました。

DISKPART>

なお、overrideパラメータを設定して強制削除にしないと、以下のエラーメッセージが表示されて削除が出来ません。

force protected パラメーターを設定しないと、保護されたパーティションは削除できません