佐々木屋

技術的なことから趣味まで色々書きます

エントリポイント

Windowsフォームアプリケーションを作成する場合、まずエントリポイントを作成します。
エントリポイントはアプリケーションが開始されたときに一番最初に実行されるコードで、フォームを開く前段階の前準備を行うことができる場所です。

C#の方は以下のエントリポイントが自動生成されますので、特に何もする必要はありませんが、VB.NETの場合はコンパイラが作ってくれますので、実際コードをお目にかかることはありません。その為スタートアップオブジェクトがフォームになっています。

エントリポイントは使い方によってはフォームを表示させずに処理することもできますし、状況に応じて起動するフォームを変更することも可能です。VB.NET使用者は是非エントリポイントを使って下さい。

C#は以下のエントリポイントが自動生成されます。

static class Program {
    /// <summary>
    /// アプリケーションのメイン エントリ ポイントです。
    /// </summary>
    [STAThread]
    static void Main()
    {
        Application.EnableVisualStyles();
        Application.SetCompatibleTextRenderingDefault(false);
        Application.Run(new Form1());
    }
}



VB.NETはまず新規モジュールを作成し、以下のエントリポイントを作成します。

Module Module1
    <STAThread()> _
    Sub Main()
        Application.EnableVisualStyles()
        Application.SetCompatibleTextRenderingDefault(False)
        Application.Run(New Form1())
    End Sub
End Module

作成後、アプリケーションフレームワークの設定を外し、スタートアップオブジェクトをModule1に変更すれば完了です。
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